鳩は数羽から数十羽、ときには百羽を超えるほどの数で 群れを作ります。
そして、つがいになった鳩は、安全で居心地の良い場所を選び、巣を作って繁殖します。
冬の時期は 繁殖力が落ちるようですが、基本的には 年中繁殖 します。
年に何度も繁殖を繰り返し、1回に2個 卵を産むことが多いようです。
親鳥は雛を育てている最中に次の産卵をすることも可能で、育雛と抱卵を同時期に行うこともありますから、食べ物が十分であれば、年に6回以上も卵を産むとも言われています。
鳩類は雛にピジョンミルク という特別な餌を与えます。
乳白色をしていて、タンパクや脂肪に富んだミルク状の物質です。ミルクといえばメスが出すものと思われますが、オス も メス も分泌することができるようになっています。
鳩は、消化吸収効率の悪い食物質の餌だけでも繁殖することができますので繁殖能力がとても高い動物 だといえます。
ヒナがかえったら、飛び立つまでの育離期間は 40日程度 でしょう。
鳩の寿命は10年程度と言われており、生後半年で繁殖期に入ってしまうため、繁殖するペースが非常に高いことが問題になっています。