鳩の生態・習性については、帰巣本能など、さまざまなものがあります。
他の鳥には あまり見られませんが、マンションやビルなどの建築物に巣を作ったりするという
ことが挙げられます。鳩と ツバメは 建物でも生活をします、あまり他の鳥には見られない習性であり、この習性で巣を作くられると、フン害など 鳩による被害は大きくなります。
建物は周りを三方を囲まれた環境は安全性にも優れているため、天敵となるトンビ、カラス
から身を隠せますので、鳩は、そういった場所を好んで巣を作るのです。
こういった生態・習性は、鳩対策をするためには大切な要素となります。
鳩は縄張り意識が強く、一度気に入って巣を作った場所はなかなか諦めようとしません。
たとえ巣を撤去されても、帰巣本能が強く、執着心も強いので、再びやってきて巣を作ろうと
します。ですから、鳩の巣を撤去した後は、鳩の侵入口(空間)を鳩よけ(防鳥)ネットを
取り付けて、鳩の飛来を物理的に防ぐ侵入防止対策をとる必要があるのです。
ネット取り付け後、鳩が飛来しなくなってしばらく経つと、もう大丈夫だろうと思ってネット
を外してしまう方がいますが、1年ぐらいは様子を見た方がいいようです。
一度鳩に巣を作られた場所は、他の鳩にとっても理想的な営巣スペースに違いありません。
そのため、匂いも関係するようで、ネットを外すと同じエリア内に住む別の鳩がやってきて、
巣を作ろうとする可能性が高いのです。
鳩の生態・習性を考慮して、鳩よけネットの取り付けで対策をすれば、完全対策になりますの
で、より効果的に鳩の侵入被害を防ぐことができます。
鳩は、大きく2種類に分かれ、1つは「キジバト」といい、全国に分布します。
雄のさえずり声はかなり特徴的で、 「デデッポッポー」鳴きます。
山鳩 の別名があり、本来は林に生息する野生の鳥です。 昔は山の鳥でしたが、1960年代から都会に進出してきていて、身近に見られるようになりました。
もう1つは、「ドバト」で 元来、伝書鳩などで飼われていた飼い鳩が野生化したもので、野生の鳥ではありません。ドバトの野生種は、アフリカ北部、中近東、中央アジア、 中国西部中央アジアなどに分布する「カワラバト」という鳩です。
ドバトは海外由来の外来種ということになります。
公園や駅に群れている鳩の多くは この鳩です。